ナーサリールーム ベリーベアー深川冬木

受賞番号 180297
ナーサリールーム ベリーベアー深川冬木

開発の考え方

定員200名の江東区の認可保育園。敷地は門前仲町駅に近く首都高速9号深川線の高架下にある。建築前は樹木が鬱蒼と茂り、公園内は閑散としていたが、高さ15メートルを超える数本のケヤキの巨木があった。これらを「土地の記憶」として残し、ここで育つ子どもたちが木の存在を身近に感じられるよう「ケヤキを囲む園舎」を計画した。

審査委員コメント

高速道路高架沿いの長大な敷地を活用することによって、都市部における保育園整備の重要課題である待機児童の多さと敷地問題を一挙に解決している。既存の植生を取り込みつつ、地域との関係性を重視した開放された空間づくりなどに、細やかな気配りも感じられる。

受賞理由

子育て世帯の増加著しい都市部では、保育園に適した敷地は限られ、近隣住民との関係性なども含め、待機児童対策を阻む様々な障壁がある。本作品は高速道路高架沿いの全長180メートルを超える緑地帯を活用し、「街に開く」「自然を感じる」のテーマを空間環境としても、運用としても見事に実現させている。園児、親、先生のみならず地域住民との交流プログラムは「地域で見守り、子育てする」ための都市型保育園の優れたモデルケースとして非常に参考になる。

仕様

所在地:東京都江東区、敷地面積:4,456.93㎡、延床面積:2,302.87㎡、構造:重量鉄骨造+木造軸組(耐火構造)

購入あるいは入手できる場所・方法

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